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フリーランスが転職で不利にならないための5つの方法

フリーランス

フリーランスは、自由な働き方ができるというメリットがあります。

しかし憧れのフリーランスになったものの、何らかの理由で転職しなければならなくなった方もいるでしょう。

そのようなとき、フリーランスだったことが不利になるのではないかと心配になっているかもしれません。

この記事では、フリーランスから転職を有利に進めていける5つのポイントを解説します。

フリーランスが転職で不利になる3つの理由

フリーランスとして働いてきた人が、転職で不利になることは残念ながらあります。

私はそのほとんどが、企業側のフリーランスに対する理解が十分ではないからだと思います。

以下にその理由を3つ解説します。

組織への順応力が低いことが懸念されるから

まずフリーランスは、会社組織に入って順応できる力がないのではないかと思われやすいことが挙げられます。

日本では、企業に就職して働く人が多数派です。

採用担当者にとって、あえてフリーランスになった意味が何なのかが疑問になります。

日本企業では組織を大切にして文化を築き上げていることが多いので、組織に馴染めずに独立したのではないかと懸念されてしまいます。

フリーランスを辞めた理由が不安に思われるから

フリーランスとして成功しているのであれば、転職して企業で働こうとはせずに、そのまま自分の力で稼いでいく場合が多いでしょう。

転職しようと思ったということは、生計を立てられなかった、つまり実力が不足しているのではないかと疑われることがあります。

辞める理由がやむを得ない事情やポジティブな内容なら問題になりませんが、事業が失敗したから転職活動をしていると思われやすいのが敬遠される理由です。

ビジネススキルがあるかがわからないから

基本的に企業は、ビジネススキルがある人を求めています。

採用担当者は、必ずしもフリーランスの働き方について深い理解があるわけではありません。

現場で実際に営業職や販売職を経験している人と比べ、ビジネススキルが不足していると思われる傾向があります。

フリーランスは契約獲得のための営業から実務まで一通りこなす必要があるにも関わらず、採用側に十分認識されていないため、ビジネススキルの有無について不安が拭えません。

フリーランスが転職で有利になる5つの方法

ただし、あなたがこれまで培ったフリーランスの経験をうまく伝えられることができれば、それは大きな武器となります。

フリーランスから企業への転職を有利に進めるための重要な方法を見ていきましょう。

スキルセットを明確にする

フリーランスはスキルを活かして業務を請け負い、納品やサービスの提供によって対価を得るのが基本的なビジネスモデルです。

あなたが持っているスキルや、仕事を通して身に付けたスキルを整理してスキルセットを明確にしましょう。

スキルセットとは、経験やスキルの組み合わせのこと

職務経歴書にスキルセットをまとめて、プロフェッショナルとしての能力を示せると、人材としての魅力を伝えられます。

明確に示せる実績を作る

企業にあなたの強みを理解してもらえれば、採用される可能性が高くなります。

フリーランスとして上げてきた実績を、以下のように数字で示せるとわかりやすいです。

「過去2年間に30件以上のプロジェクトを完了し、売り上げ実績は900万円でした。」

「クライアントのInstagramフォロワーを6ヶ月で5000人増加させました。」

「これまで300人以上のクライアントと取引させていただき、リピーター割合は8割でした。」

ただ、仕事の内容によってはクライアントとの契約の関係で実績を他社に示せない場合もあります。

そのような場合は、限定的に開示できないかクライアントとも交渉してみましょう。

マネジメントやチームプロジェクトの経験を示す

フリーランスとして働いていると、マネジメントやチームでの共同作業も経験する場合があるでしょう。

マネジメント経験や、チームプロジェクトで果たした役割をきちんと示せれば、他の人とコミュニケーションを取るスキルがあることをアピールできます。

組織に順応する力があるかどうかを判断する材料にもなるので、具体的なエピソードを交えて伝えましょう。

転職先での活躍のあり方を説明する

フリーランスから企業への転職に際し、これからの意欲を伝えることが大切です。

これまでの実績をどのように新しい職場で活かし、自分がどのように貢献できるかを具体的にイメージしてもらうように心がけましょう。

自分を採用することが企業にどれだけプラスになるかを自信を持って伝えることが大切です。

企業を調査して志望先を絞り込む

そもそもフリーランスを採用しないという企業を選ばないことも大切です。

企業を調査して志望先を絞り込み、フリーランスを喜んで受け入れる企業を選ぶことで成功確率は上がります。

企業を調べる際に役立つのが、「転職会議」のような口コミが調べられるサイトです。

無料登録できるので、気になった方は利用してみるとよいでしょう。

まとめ

フリーランスだったからといって、転職においてすべて不利になるわけではありません。

企業から疑問に思われる点があるのは確かですが、きちんと説明すれば前向きに採用を検討してもらえます。

これまでフリーランスとして働いてスキルを磨き、実績を作り上げてきたことをアピールすると好印象を持たれるでしょう。

協調性があり、組織に順応できることも示せればさらに理想的です。

フリーランスからの経験を高く評価してくれる企業もあるので、転職を思い立ったらチャレンジしてみましょう。